
Amazon Primeを良く使ってるよ!Amazonのことなら何でも聞いて(-ω☆)キラリ



AWSって何か教えて下さい(*^^*)



えっと、えっと…
アマゾン・ワーク・スペースかな(。ŏ﹏ŏ)



いやいや、AWSってクラウドサービスだよ!Amazonって色んな事業を展開してるから、分析してみると良いと思うよ!
はじめに
AmazonはEC事業を中核に事業展開しており、利用されている方も多いのではないでしょうか。
最近では、マーケットプレイスの提供やAmazon Primeも利用できるようになり、デジタル社会における小売店(よろず屋)の様相を見せています。また、ビジネス領域ではクラウドサービス(AWS)の展開により他社の追従を許さない勢いで成長しています。更に、デジタルからリアルへの進出にあたり「Amazon Go」も展開していますね。
このように、同社はJeff Bezosのもとで「徹底した経営効率化」や「価値に拘る文化」を基盤としつつ、EC事業で得た収益を周辺領域を中心に多角化して収益を拡大しています。経営戦略の基本を忠実に実施している印象ですが、これを実現するにはCEOの牽引力が不可欠です。今回の記事では、この点に触れながら、Amazonの銘柄分析をしてみたいと思います。
- Amazonの強みと将来性
- AmazonはEC事業をコアに多角化で収益拡大
- Amazonは「Jeff Bezosの理念」が根底に根付いていることが強み
- Amazonの事業リスク
企業概要
基本情報
Amazonは設立から二十数年しか経っていません。
従業員数は100万人以上と、過去に分析したAppleやMicrosoftと比べてもその人数が非常に多い事がわかります。Amazonの主力事業であるECは、オートメーションが進んでいるものの、労働集約的であることが分かります。
社名 | Amazon.com, Inc. |
ティッカー | AMZN |
セクター | Consumer Cyclical |
本社所在地 | アメリカ合衆国(ワシントン州) |
設立 | 1994年 |
従業員数 | 1,271,000人 |
役員 | Jeff Bezos(CEO)※取締役会長になる予定 |



Jeff Bezosが事業を牽引してきた凄腕の経営者で、日本国内でも様々な著書が出されているね!



すけっちちゃんも本を購入していたような気がします(*^^*)



ぎくっ、あまりにも分厚かったので、途中で読むのやめちゃったなんて言えないよ〜(。ŏ﹏ŏ)
経営理念
創業者であるJeff Bezosが築き上げた経営理念は「地球上の誰よりも顧客のことを第一に考える」ことです。顧客志向という言葉は様々な企業が掲げていますが、Amazonはこの理念を「あらゆる手を使って従業員へ浸透させている」印象があります。
また、株主向けの文章からも、Jeff Bezosさんの熱い想いが感じられます。Amazonを理解することは、Jeff Bezosを理解することに近いと感じているため、Jeff Bezosの章で軽く触れてみたいと思います(-д☆)キラッ
We seek to be Earth’s most customer-centric company and believe that our guiding principle of customer obsession is one of our greatest strengths.
※Notice of 2021 Annual Meeting of Shareholders & Proxy Statementより引用



お客さまを第一に考えることは素敵なことですけど、日本国内の企業でも良く使われている言葉のような(。ŏ﹏ŏ)



CEOがこの考えを信じて、社内のありとあらゆるところまで浸透させた手腕が凄いと思うんだよね(本を少し読んだ甲斐があったよ(๑•̀ㅂ•́)و✧)
株主情報
Jeff Bezosや世界規模の資産運用会社がかなりの株式を保有しています。
スペースの都合から割愛しましたが「All directors and executive officers as a group(15 persons)」も14%の株式を保有しており、Amazonを牽引する関係者がかなりの株を保有していることが分かります。


(https://s2.q4cdn.com/299287126/files/doc_financials/2021/ar/Amazon-2021-Proxy-Statement.pdf)



Amazon関係者がかなりの株式を保有しているのは「同社の成長を社員が信じている」ことの裏返しかもしれませんね(*^^*)



真偽のほどは分からないけど、年収の一部はAmazon株で支払われるみたいだよ(-ω☆)キラリ



ベンチャー企業みたいに、自社株の価値を向上させるインセンティブが働くから良いかもですね(ㆁωㆁ*)
事業概要
AmazonはOnline Stores(EC事業)を中核に事業拡大を進めています。EC事業の規模は大きくなっており、「金のなる木」の位置づけとして着実にキャッシュを生み出していると思われます。
しかしながら、EC事業は追われる立場になっていることもあり、Amazon Primeなどを提供することで、着実に顧客の囲い込みを進めています。また、2020年に発生したコロナウイルスの影響により、巣ごもり需要が急拡大したため、Prime Videoの会員数は2億人を突破しています(-д☆)キラッ
そのうえで、EC事業を中心に創出した収益を活かして「AWS(クラウド事業)」を強化してきました。この分野は、オンプレミスのシステムを構築・運用する手間を軽減できることや、クラウドへの抵抗感が払拭されたこともあり、ここ数年劇的な勢いで市場が拡大しています。Amazonはこの事業分野におけるリーダー的な立場となり、高収益を叩き出しています(ㆁωㆁ*)


株価の推移
Amazonの株価は5年で約5倍まで急上昇しています。米国を代表する株価指数「S&P500」と比べると、その差は歴然です。
AmazonのAnnual Reportには「Morgan Stanley Technology Indexとの比較」も書かれていて面白いですね。


(https://s2.q4cdn.com/299287126/files/doc_financials/2021/ar/Amazon-2020-Annual-Report.pdf)
業績
売上高
大企業にも関わらず、近年の売上高成長率は30%前後と非常に高いことが分かります。
主力のEC事業に加え、サードパーティへのプラットフォームの提供やAWS(Amazon Web Service)など、コア事業を中核に多角化を進めていることが売上高の向上に貢献しているのだと思います。


Online Stores(EC事業)を中心に、Third-Party seller services(マーケットプレイス)の売上高も非常に大きいことが分かります。他方で「AWSの売上高比率はまだ低い」こともお分かり頂けるのではないでしょうか。


売上高の伸びを見ると、Physical Stores(リアル店舗)を除いて大きく拡大しています。


米国の比率が約7割と非常に大きいことが分かります。
Amazonはグローバルに事業展開していますが、各地域に「○○のAmazon」と呼ばれる企業があるため、EC事業においては米国中心にならざるを得ないのかもしれません。


地域 | 企業名 | ティッカー |
---|---|---|
南米 | Mercado Libre | MELI |
ロシア | Ozon Holdings | OZON |
アフリカ | Jumia Technologies | JMIA |
東南アジア | Sea Limited | SE |



○○のAmazonについて、一例を挙げてみました(*^^*)



内緒だけど、私も投資してる企業があります(๑•̀ㅂ•́)و✧
営業利益
営業利益は着実に拡大しているものの、売上高営業利益率は一桁台とまだまだ低いです。これも、コア事業であるECは「固定費が大きい」ことや「頻繁にセールを実施」していることが影響しています。
ただし、サードパーティへのプラットフォーム提供やAWS、Amazon Primeなどの高い利益率が確保できる事業が育ちつつあるため、利益率も大きく改善していくことが期待できるのではないでしょうか。


FCF
営業利益の節で述べたように、利益率の改善に伴い、一定のFCFを確保できるようになってきました。
同社の経営理念を踏まえると、株主還元よりも事業成長に注力すると思われますが、次の打ち手がどのようになるか楽しみですね(*^^*)


配当金
Amazonは徹底した経営効率化によりキャッシュを着実に積み上げていますが、株主への還元よりも「更なる成長を目指して新規事業等へ投資」を優先しています。
Jeff Bezos
Jeff Bezosの発言を引用し、人物像をフワッとイメージ出来るようご紹介したいと思います(ㆁωㆁ*)
名言集をざっと見て、「厳しい人物」という印象を持ちました。顧客に出来る限りフォーカスし、無駄を徹底して排除・価値創造を果たす思考は「出来る経営者」そのものかもしれませんね。
詳細に調べていくと、ブログ記事を複数記載するほどの分量になりますので、それはまたの機会とさせてください(ㆁωㆁ*)
What’s dangerous is not evolve.(危険なのは進化しないことである)
Jeff Bezosの言葉より引用
Life’s too short to hang out with people who aren’t resourceful.(人生は短い。才能の無い人間と付き合う時間はない)
Jeff Bezosの言葉より引用
The most important single thing is to focus obsessively on the customer. Our goal is to be earth’s most customer-centric company.(最も重要なことは、執拗なまでに顧客にフォーカスすること。我々の目標は「地球上で最も顧客中心の会社になること」である)
Jeff Bezosの言葉より引用



Jeff Bezosの部下になりたくないよ〜。絶対に叱られるもん…(。ŏ﹏ŏ)



すけっちちゃんは、叱られる才能があります(-д☆)キラッ



それっ、褒めてないよね!褒めてないよね!٩(๑òωó๑)۶
今後の成長性
AWS
高い利益を確保できるAWSの成長が、Amazonにとって必要不可欠だと思います。
オンプレミスのシステムをクラウドにシフトする波が続いており、この需要を着実に掴むことができれば、大きな成長を遂げることが出来るのではないでしょうか。



日本国内でも「AWSの営業マンを採用する動きが加速」しているように思います



私の友達も転職しました!(ㆁωㆁ*)



需要を着実に掴むには、マス広告よりも対面営業が必要なのかもね。システムをAWSへ移行してもらうには、技術提案も必要だろうし
カスタマー・エクスペリエンスの拡大
経営理念を社員に浸透させることで、顧客の需要を掘りおこし、新規事業の創出につながるかもしれないと考えています。
Jeff Bezosが会長職となった後も、この理念を徹底できるか不安はありますが、この経営理念こそがAmazonの成長を支える源泉となっていると感じたので、参考までに書かせて頂きました。
リスク
EC事業における競争激化
EC事業は様々な事業者が参入しており、レッドオーシャンの様相を見せています。
Shoptifyのような類似企業との競争はもちろんですが、InstagramやPinterestのようなSNS事業者との競争も始まっています
Amazonの立ち位置は、EC事業は金のなる木(屋台骨)でもありますので、この事業領域を着実に守りたいという考えがあるのではないでしょうか。
他方、他事業者はAmazonとの差別化を図り、そのシェアを少しずつ奪いに来ています。これを企業買収による競争回避なども考えられるところですが、反トラスト法で睨まれている立場上、難しい経営の舵取りが迫られると思います。



競争回避策を打つのが難しいんですね…



Amazonは「クロスセルによる囲い込み」をしてるよね。Amazon Primeに加入してもらって、Amazonで買ってもらうという事業展開をしてるんだよ(*^^*)
クラウド事業における他社の追従
クラウド領域では圧倒的な存在感を示すAmazonですが、MicrosoftやGoogleも黙って静観しているわけではありません。
Synergy Research Groupの調査によると、Microsoft(Azure)や Google(GCP)のシェアが拡大していることが分かります。今のところ、Amazonのシェアを脅かすまでには至っていないように見えますが、市場拡大の余地がなくなると「レッドオーシャン」になることは想像に難くありません。
オンプレミスのシステムが世界中にあるため、クラウドシフトの波はまだまだ続くと考えられますが、いずれは需要が頭打ちになることは念頭に置いておくほうがよいと思います。(まだ少し先のお話だと考えていますけどね)


(https://www.srgresearch.com/articles/cloud-market-ends-2020-high-while-microsoft-continues-gain-ground-amazon)



AIの波もありますし、高性能なクラウドの需要が更に高まると思います!



GPUだけでなく「量子コンピューター」をクラウドで提供する動きも出てくるかもしれないね



数年前は「クラウドなんてセキュリティリスクがあって使えない」っていう声も多かったのに、驚きました(ㆁωㆁ*)
CEO交代による影響
Amazonの創業から大企業にまで育て上げた「Jeff Bezos」がCEOを退任して会長職へ、その後任として、AWSのCEOである「Andy Jassy」が就任する予定です。
そこで懸念されるのが「AWSのCEOが継続して事業成長させることが出来るか」という点です。もちろん、Jeff BezosやAndy Jassyが意思決定から完全に離れるわけではないと思いますが、組織はちょっとしたことで大きく変わることはよくあるため、事業展開や意思決定の動向には細心の注意を払っておくほうが良いと感じています。


まとめ
今回はAmazonについて分析してみました(๑•̀ㅂ•́)و✧
EC事業で得られた収益を元に、AWSなどの新たな事業に参入して大きな収益を上げていることが分かりました。更に、EC事業は攻められる立場にあるため、Jeff Bezosの理念に基づき「徹底的なコスト削減」や「クロスセルによる顧客の囲い込み」を行っていることも勉強できました(ㆁωㆁ*)
Jeff Bezosが会長職についた後も、Amazonを牽引することには相違なく、引き続き大きな成長を遂げる可能性を感じています。



Jeff Bezosさんって凄い人なんだね!前に買った本をちゃんと読もうと思ったよ〜(ㆁωㆁ*)



ちゃんと読んで、感想文を出してくださいね。出してくださいね(-д☆)キラッ



すけっちちゃんは本を読みそうにないもんね…



そっ、そんな事ないよ!ちゃんと読むんだからねっ٩(๑òωó๑)۶



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