【銘柄分析】最強のブランドを誇るApple(AAPL)

すけっち

Apple製品って素敵だから欲しくなるのよね(*^^*)
何となく良い会社だと思ってます

女の子

Steve Jobsさんで有名だよね!私も知ってる (*^^*)
iPhone買ってもらえないけど…

コーギー

投資するならしっかりと分析したほうが…_(:3」∠)_
すけっちちゃんは雰囲気投資家なのは分かるけど…

すけっち

分かってるよ〜。企業分析をしたことがないので、大好きな「Apple」を分析してみたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧

Index

はじめに

株式投資を成功させるには、投資先企業が手掛ける事業や財務状況などをしっかりと把握することが大事です。

私自身、投資先をニュースで見て感覚的に投資していました。昨年のような金融相場であれば、このようなスタイルでも通用したのかもしれませんが、今後は投資先企業を分析したうえで投資判断したい(する力を身につけたい)と考えています。

そのため、フワッとしか理解できていない「Apple」を分析し、分析方法も含めて皆さまにご紹介したいと思います(*^^*)

この記事でお伝えしたいこと
  1. Appleの強みと将来性(コア事業及びその周辺領域への展開)
  2. Appleにも投資リスクはある
  3. Appleの企業分析を通じて「銘柄分析方法」をフワッと知る

企業概要

Appleは設立から40年以上経っている企業で、14.7万人も働いています。

スクロールできます
社名Apple Inc.
ティッカーAAPL
セクターTechnology
本社所在地アメリカ合衆国(カリフォルニア州)
設立1976年
従業員数147,000人
役員Tim Cook(CEO)
※Wikipedia、Yahoo Finance等から抜粋
※Appleの株式保有者および保有比率( 2020年12月時点)「Notice of 2021 Annual Meeting of
Shareholders and Proxy Statement」より抜粋
女の子

投資の神様「バフェット」が率いるバークシャーが6%も保有してる(*^^*)

コーギー

VanguardやBlackRockなど、世界規模の資産運用会社も沢山保有してるよ!

すけっち

Appleって凄腕の人達から信用されてるんだね(-ω☆)キラリ

株主構成は、株主総会の招集通知(Proxy Statement)を参考にしました

事業概要

Appleの事業は「デバイス」・「プラットフォーム」・「サービス」の3つに分類することができます。

デバイスは、iPhoneのような持ち歩くものから、AppleWatchやAirPodsのように身につけるものへ。さらに、HomePodで家の空間にまでその領域を拡大しており、より身近な存在になりつつあります。Appleとしては「無意識のうちにApple製品を使っている」そんな世界観を目指しているのではないでしょうか。

これらのデバイスで動作するサービスにおいては、iCloudのようなデータ保存だけでなく、Apple Musicに代表されるエンターテインメント、更にはペイメントにまでその領域を拡大しています。

また、デバイスとサービスをつなぐ重要な機能を担うのがプラットフォームです。AppStoreやiTunesがこの機能を提供しています。このプラットフォームはApple以外の開発者やコンテンツサプライヤーにも開放されており、広告収入や手数料など「自助努力以外でも儲けることができる仕組み」が整っています。収益基盤は強固と言えるかもしれません。

※AirTagやAppleFitness、5G対応、M1チップ提供などもありますが、今回は割愛しました
女の子

国内の企業がよく描く事業戦略でビックリしました!Appleは、優れたCEOの元で多大な資金を投下するから成功してるのかな…

事業概要は、10-K(年次報告書)の「Business」に書かれている内容と同社HPを参考にしました

株価の推移

Appleの株価は5年で5倍近くまで上昇しています。米国を代表する株価指数「S&P500(SPX)」と比べると、その差は歴然です。

2020年4月以降の金融相場の波に乗って、驚くほど上昇していますね(*^^*)

株価の推移は、TradingViewで確認しました

業績

業績を確認するため、売上高と営業利益、FCFをサクッと確認したいと思います!

売上高は着実に拡大しています。成長率には少々ばらつきがありますが、これほど巨大かつ成熟しつつある企業にも関わらず、成長し続けていることに安心感がありますね(*^^*)

売上高を製品・サービス別に分類すると、iPhoneの占める割合が大きいことがわかります。

ただし、1年前と比較するとiPhoneの売上高は減速していることも確認しておきたいですね。iPhoneなどのデバイス類はコモディティ化していくと思いますし、買い替え需要を喚起できるような機能を提供し続けるのは難しいのかもしれません。

そのため、AppleWatchやAirPods、HomePodのように様々なデバイスの販売拡大が重要になっています。また、これらのデバイス上で使用できるサービスを拡大することで、売上高を上げていくことが今後の課題になると思います。直近では、デバイスやサービス領域の売上高は増加していますね(๑•̀ㅂ•́)و✧

売上高を地域別で見ると、米国・EU・中国等に分散できていることがわかります。

しかしながら、2年前と比較すると、中国における売上高比率が▲5ptと下がっているのが気になります。この点については、リスク要因として認識しておく必要があるかもしれません。

営業利益も大きなトレンドでみると増加傾向です。売上高営業利益率は下がってきているものの、20%以上を維持していますね。将来への投資として、研究開発費へ一定額を投下していることが影響していると考えられるため、悲観する必要はないと考えています。

FCFは潤沢で安心感がありますし、自社株買いにも積極的な姿勢が好感を持てます。CFの詳細を分析すると、投資CFがプラスの年度もあるようで深堀りする価値はありそうですが、長くなりますので今回は割愛させていただきます。

コーギー

営業CFや投資CF、Balance Sheetの情報は入れないんだね^^;

すけっち

ざっと見たけど、纏めるのは決算発表のときにしようかなって。(手を抜いてるのがバレてる…(>ω<))

業績は、10-K(年次報告書)などを参考に作成しました

今後の成長性

「AppleCar」を軌道に乗せることが今後の成長を左右する大きなポイントになるのではないでしょうか。

その全貌は明らかにされていませんが、”Tim Cook” の発言やニュースを見る限りでは、2024年をターゲットにEV×自動運転車両を販売することを考えているようです。

事業概要でもお話しましたが、移動空間(車中)でもAppleを身近に感じられるようなサービスを模索しているのだと思います。このプロジェクトでは、自動車を販売するという単純なものではなく「移動中の空間を提供する」そんな世界観を創り上げることを目指しているように感じました。

Teslaで副社長をしていた “Doug Field” が、このプロジェクトの責任者です。この方は、Appleにも在籍していたのでTeslaとAppleの両方に精通しており、期待できるかもしれません。

ただし、EV市場はレッドオーシャン(様々な事業者が参入)になりつつあります。Appleは強力なブランド力を抱えて市場参入するわけですが、この市場でも地位を確立できるか見定める必要があると思います。

コーギー

ハードでコケたとしても「サービス領域・プラットフォームを各社に卸提供」することもあるかもね(ヽ´ω`)

すけっち

Appleのブランドイメージを損ねない、そんな企業ってあるのかな(>ω<)

リスク

現時点では、大きく2つのリスクがあると考えています。具体的には、「中国における売上高の減少」と「独占禁止法による規制強化」が挙げられます。

中国のリスクについては深く言及しませんが、米中が覇権争いの様相を見せる中、中国国内におけるiPhone等の販売に支障が出るかもしれません。過去にも、トランプ政権が安全保障上のリスクを理由に色々な取組みをしていましたね。

業績で整理しましたが、中国における売上高が安定しているとは言い難いですし、動向を注意深く見ておく必要があると思います。

最新の四半期決算では、iPhone効果等で中国における売上高が大きく回復しています


GAFAなどの巨大なIT企業は、その勢いが衰えることなく成長し続けており、各国のGDPを凌駕し始めています。また、各社ともに有力なプラットフォームを有しているため、優越的地位の濫用といった切り口で議論されることも増えてきました。さらに、各社は様々な個人情報を保有しており、これを懸念する声もあがっています。

このような状況を受けて、各国は「独占禁止法」や「個人情報保護法」を踏まえ、公聴会による聞き取り罰金を課すケースが見受けられるようになりました。

市場の寡占は、新たな競争を阻害し、利用者利便を損ねるといった観点から議論されることが多いです。他方で、GAFAのような企業があるからこそ、技術革新を生み出しているといった側面もあると思います。この点については、様々な意見があると思いますが、各国の議論や動向に注視したいと思います。

まとめ

今回はAppleについて、深堀りしてみました。

GAFAMの一角を担うだけあって、素晴らしい事業モデルと収益性を保有していることが良くわかりました。AppleCarなど、新たな事業への挑戦も期待できるかもしれません。

ただし、永遠に成長する企業は存在しないことも忘れないようにしたいと思います。投資するのであれば、Appleの経営者になった気持ちで「日々のニュースを確認」し、事業への影響を確認する癖を身につける必要があるのかもしれません。


すけっち

リスクはあるかもしれないけど、やっぱり良い会社だね!投資を考えてみようかな(*^^*)

コーギー

投資戦略にもよるから、投資判断は慎重にね😥
インデックスやETFで間接的に保有してもいいかもね☆彡






すけっち

Twitterでも情報発信しています!もしよろしければ、フォローして頂けると嬉しいです(*^^*)

女の子

イイね(≧∇≦)b や リツイート(๑•̀ㅂ•́)و✧
して頂けると励みになります!

参考文献

モモさん、そよ姫さんの記事やツイート、Clubhouseで学んだことを参考にさせていただきました!いつも勉強させてくださって、ありがとうございます(๑•̀ㅂ•́)و✧  

その他にも、Appleが公開しているIR(Investor Relations)、Yahoo Finance、MotleyFoolのEarnings Call Transcriptなども参考にさせていただきました!銘柄分析する際の参考になさってくださいね(*^^*)

よかったらシェアしていただけると嬉しいです(ㆁωㆁ*)
Index
閉じる