
前回の記事は沢山の方に読んで頂けました。すけっちちゃんは嬉しかったみたいで第2章も取り上げてもらうことにします(-д☆)キラッ



私の勉強だけでなく、Twitterで皆さまからの「反応」や「共感」の声が嬉しかったんだよ〜(ㆁωㆁ*)



今回のテーマは「時に市場は狂気に包まれる」ことを勉強していこうね!
はじめに
前回の記事は数百名の方にお読み頂けました。記事を読んでくださった全ての方に、御礼申し上げます(ㆁωㆁ*)
前回の記事では、「投資における分析手法」や「投資にあたっての心構え」などをご紹介しましたが、今回の記事では「時に市場は狂気に包まれる」ことを、人間の心理とともに紐解いてみたいと思います。
- 市場は狂気に包まれることがある
- 狂気に包まれる要因は人間心理・群集心理にある
- 歴史を振り替えると狂気によって何度も株価急騰・急落を繰り返している
- 歴史から学べる人は少ない(肝に銘じて実践したい)
- Meme銘柄の急騰・急落はその最たるもの
- 規制当局も黙ってはいない(規制検討の動向紹介)
ウォール街のランダム・ウォーカーに関する記事を初めてお読みになる方は、下記の記事からお読みくださいね(ㆁωㆁ*)




人は我を忘れて狂気を帯びる生き物
人間は理性を持った生き物ですが、これは小さい頃から教育した結果ではないでしょうか。しかしながら、人間も本質的には欲望の塊であり、理性のタガが外れると何をするか分からなくなるかもしれません。また、群集心理が強く働く傾向があり、自らが所属している組織文化に知らず知らずのうちに影響されているものです。
日常を思い返してみると、ロジカルに考えるとありえない行動を取ることがあります。バブルはその最たるもので、不動産やゴルフの会員権などが異常な値段を付けていたにも関わらず「価格はまだまだ上がるに決まっていると決めつけ」てお金を出してしまっていたようです。
その当時を象徴する動画も沢山ありました。ジュリアナ東京という場所で踊り狂ったり、日本銀行が大量に刷った現金が株式市場に流れ込んだりと、今見ると狂気に感じることが当たり前の日常だったようです。ご興味のある方は、お調べになってみて下さい。



読者の皆さまのために、Youtubeのリンクを貼らないんですか?



それも考えたんだけど、過激的すぎるので辞めておくことにしました(。ŏ﹏ŏ)
市場が熱狂に包まれた事例
書籍では下記3つの事例が紹介されていました。
全ての事例が「人間の熱狂に包まれて株価が暴騰」し「危険を感じた何者かがトリガーを引いて株価が大暴落」させていたようです。
歴史は繰り返されると言われます。偉人は歴史から学ぶという名言はあるものの、これを体現できる人は少ないことの裏返しかもしれません。周囲が熱狂している瞬間に違和感を感じることが出来るか。とても難しいことだと思いますが、頭の片隅に置いて都度検証する姿勢が大事だと思いました。
事例 | 時期 | 概要 |
---|---|---|
チューリップ・バブル(オランダ) | 1636〜37年 | 他国から持ち込まれたチューリップの球根が珍しさから人気に。球根がウイルス性の病気で鮮やかな色彩となり人気に拍車がかかった |
南海泡沫事件(イギリス) | 1719〜21年 | 南米貿易権を独占的に与えられた国策企業「南海会社」。実態は政府の債務を肩代わりするために組成された。国を救う英雄かのように取り上げられ、人々は株式を買い求めた。事業は虚像であることも知らずに。経営陣や幹部がこっそり株を売却して大暴落。バブルの語源となった事件 |
ウォール街大暴落(アメリカ) | 1929年 | 株式投資が一般大衆にも普及する中、プロのトレーダーが協調して一般投資家を手球にとって株価を操作(プーリング操作)していた。また、経営者や経営幹部が自社株を空売りするなど危険な兆候もあった。景気停滞の予兆が見える中、FRBが利上げを断行したことが急落の要因の一つとも言われている |
各事例において、株価等の急騰・急落を引き起こしたわけですが、具体的な金額をイメージして頂くためにウォール街大暴落における「AT&TとGE」の株価を例に挙げてみます。AT&Tも悲劇的な下落を引き起こしていますが、GEに至っては目も当てられないほど急落していますね(。ŏ﹏ŏ)
銘柄 | 1928/3/3 | 1929/9/3(高値) | 1932(安値) |
---|---|---|---|
AT&T | 179.5㌦ | 335.6㌦ | 70.3㌦ |
GE | 128.8㌦ | 396.3㌦ | 8.5㌦ |
私は天体の動きは計算できるが、群衆の狂気は計算できない
Isaac Newtonの発言より引用



歴史から学べる人は少ないのかもしれません…



歴史から学んだことを実践するほうがより難しいと思うよ!学んだ情報を知識として定着させるのはかなり難しいからね(。ŏ﹏ŏ)



私も勉強したことを実践に繋げていきます(ㆁωㆁ*)
直近の事例
Meme銘柄の株価が乱高下するステップ
- SNSに購入対象の銘柄を書込み(RedditのWallStreetBets)
- 書込みを見て同調した人が対象銘柄を買い向かう
- 誰かが売り抜け始めると熱狂が冷めて売りが進み株価急落



イナゴ投資みたいなものでしょうか…



ヘッジファンドに対してショート・スクイーズで締め上げてやる!という空気が作られて沢山の方が買い向かったみたいだね…



良く分からないですけど、インフルエンサーに共感して買い向かうけど、彼等がこっそり売り抜けちゃって皆が損しちゃうって事なのかな(。ŏ﹏ŏ)
Wall Street Bets
Wall Street Betsは掲示板です。様々な方々が株式取引等について意見交換されています。日本で言うと、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)のようなものとお考え頂ければと思います。
ご興味のある方は、下記リンクからご覧ください。
株価騰落の例(GameStop)
GameStopはゲームの小売店ですが、今はゲームをネットで購入する時代です。
時代にそぐわないビジネスモデルのため、収益は年々下落していますが、2月頃にWallStreetBetsで取り上げられて株価は20ドルから350ドル近くまで急騰しました。
その後、一時的に40ドル近くまで株価が急落しています。もし、このイベント(と書いてよいか分かりませんが)に参加していたら肝を冷やしていたかもしれません(。ŏ﹏ŏ)



買おうかな、買おうかなって何度も悩んだけど、グッと我慢して良かったです(ㆁωㆁ*)



すけっちちゃん、よく我慢しましたね。いつもは欲望に満ちてるのに…



そっ、そんな事無いもん٩(๑òωó๑)۶
規制当局の動向
米国証券取引委員会(以下、SEC)は、企業業績に関係なくMeme銘柄の株価が乱高下していることを問題視しており、何らかの規制をかける方向で検討しているようです。
このように、投資に対するリスク認識が不十分なまま、ゲームを楽しむかのように投資する行為をSECは問題視しているのではないでしょうか。また、株価が企業業績に関係なく乱高下すると、健全な株式市場を維持することが出来なくなることも大きな問題だと感じています(。ŏ﹏ŏ)
SECがどのような規制をかけるのか、皆目検討がつかないですが、ニュースサイトを見る限りではRobinhoodやInteractiveBrokersなどのオンライン証券会社に規制をかける方向で検討しているようです。



証券会社に規制をかけるのは、本質的な解決には繋がらないような気がします。SNS等で買い煽りする行為が問題じゃないんですか…



SECが規制できる対象が証券会社って事じゃないかな。規制をかけることでユーザ利便性を損ねる恐れがあるので慎重な議論が必要だと思うけど…



将来的にはSNSにも規制の網がかけられるかもしれないんだね。怖すぎるよ〜(。ŏ﹏ŏ)


まとめ
今回も有名な書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」を題材に取り上げ、第2章を私の見解とともに纏めてみました。
Meme銘柄の株価が急騰・急落してましたけど、歴史を振り替えると過去にも似通った事例があることが分かりました。人間は手っ取り早く儲けられそうな投機に目が行きがちです。また、周囲が大儲けしているのを見ると波に乗り遅れまいと投機に走りがちであることを認識しました。歴史を振返り、教訓として理解することが大事だと思います(ㆁωㆁ*)
沢山の方に読んでいただけているようでしたら、引き続き第3章も纏めてみたいと思っています(๑•̀ㅂ•́)و✧



大変だったんだよ〜。専門用語だらけだし、初心者の私には難しすぎますっ(。ŏ﹏ŏ)



今回も勉強になって良かったですね!3章もしっかりと纏めてくださいね。楽しみにしてますっ(-д☆)キラッ



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